洗面台のリフォーム で失敗しないポイント

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洗面台のリフォーム とは

洗面台のリフォーム は、地味なリフォームであるため、なかなか注目されることはありません。

多くの人は、新聞の折込チラシをみて、「なんか安そうだな」というイメージだけで、リフォーム会社に連絡をしてきます。

それでも、洗面台だけ欲しいという人は、1年見ても10人もいません。
洗面台は今のままでも十分使えているからです。

生活機器は、故障したり悪くなると買い替えます。

例えば以下のようなものです。

・キッチンなら、シンクの隙間が大きくなり水が流れ込んでカビなどになる
・浴室なら、蛇口がわるくなり水が止まらないや浴槽が割れる
・トイレなら、水漏れが止まらなくなる

これらは、目に見えた不具合によって、リフォームを決断します。

ですが、洗面台は、蛇口の故障や排水管の老朽化など原因は考えられますが、なかなか壊れません。

タイル貼りの壁に洗面ボウルと蛇口を付けた、昔ながらの洗面台にしても、50年とか平気で持ちます。

洗面台が、特に高温のお湯を使ったり、大量の洗剤を使ったりしないので、パッキンや配管のシーリングの修理程度で使えてしまうことが理由として上げられます。

ただ、古い洗面台は給湯器とつながってないことが多いので、結果的にその点を指摘されて、リフォームということになります。

原則、洗面台リフォームは指摘されて後で気づく、というタイプのリフォームだと思っておいて下さい。

リフォームそのものにつきましては、こちらのページをご覧いただくと、失敗のないリフォームに望めます。
初めてのリフォーム をうまく行うためのポイント

・洗面台のタイプは何があるか

洗面台のリフォーム のタイプとは

洗面台は、どれも同じに見えます。
現実的に、全部並べても、大体同じに見えます。

それでもいくつかに分けられますが、まずは2つに分けられます。

・オーダーメイド
・形式が決まってるもの

オーダーメイドと言っても、ガラスのサイズとかボウルのサイズなどは規格があります。
その為、このオーダーメイドとは「自由に組み立てられる」というものです。

たとえば、形式が決まってるもので、ボウルやガラスが2つあるものはありません。
これらは、工事の希望とサイズを図った上で、その場で工事されます。

これは、ホテルや公共のトイレなどの洗面化粧台のような感じです。

形式が決まっている洗面台は、よく、一般的なアパートやマンションに添えつけられているようなものです。
鏡からボウルまで一体化しているものです。

大きな形の違いとしては、その部分です。

次に違うのは、鏡の数です。

・1面鏡
・2面鏡
・3面鏡

だいたいは、3面鏡までです。
オーダーメイドで自分を全部囲えるような5面鏡もできますが、オーダーメイドであるため、レアケースです。

このように、洗面台は、大きくは作りと鏡の数で分けられます。
ボウル形や蛇口レバーやセンサーやボタンになってるなど、細かい点がありますが、それはあくまでも商品別に仕様です。

展示品やカタログで自分の家にふさわしいと思う形のものを選んで下さい。

・洗面台の値段はいくらか

洗面台の値段は、大きくばらつきがありません。

・普及型:10万円台~
・中級型:20万円台~
・高級型:30万円台~

これらが定価になります。
このように、キッチンや浴室と比べ安いので、これらが他の商品のオプションとして購入される事が多いです。

実際の値段は、これから更に変わります。

・普及型:数万円台~
・中級型:10万円台前半~
・高級型:25万円台~

洗面台は、普及型に関しては、ほぼ捨て値で扱われます。
水回りに関して、むやみな値引きではなく、普及型の洗面台をもって、オマケとする傾向もあります。

ただ、このオマケも無意味ではなく、古い洗面ボウルと比べて、防汚性が高いので、結果として良いリフォームとなります。

洗面台のリフォームと考えた場合、実際の値段を参考にして置くとハズレはないです。

・洗面台はどんな設備があるのか

洗面台の設備と言っても、基本的には昔から変わりません。

・鏡
・水栓
・収納

大まかにはこの3つです。

基本的に、この3つが最新型になればなるほど、進化していきます。

例えば鏡の場合はこのようになります。

・光の影響を受けにくい鏡
・曇りにくい鏡
・汚れにくい鏡

実際に使っている時の不満を解消する為の、改良が多いようです。

水栓部分ではこのようになります。

・エコ水栓
・シャワーヘッド
・除菌水
・汚れにくいボウル
・エアインシャワー
・排水口のゴミを楽に取れるような構造
・手を触れずに水が出たり明かりが点灯したりするセンサー

こちらの方は、手を直接使う事が多いので、機能的にも、どんどん充実していきます。
2019~2020年に流行した新型コロナウイルスでの衛生対策でも、この手を触れずに水が流れるタッチレスセンサーは問い合わせが多くありました。

基本的に、「鏡をみてなにかする」「水を流してなにかする」以外の用事を行うことが無いので、これからもこの点を中心に進化していくものと思われます。

・最新洗面台はこんなにも使いやすい

最新の洗面台は、前項の機能の向上を踏まえて、見た目は何も変わってないように見えますが、実際に使い勝手は非常に違うものになってます。

水回り製品は、新しくなればなるほど、汚れに対する耐性が強くなっています。

いままでは、お湯でふやかして、洗剤つけて、スポンジで擦って、という掃除をしていた洗面台も、添え付けのシャワーヘッドからのお湯で、さっと流れていきます。

水滴がつくとそのまま跡になっていた鏡も、水滴がつかず、そのまま跡も残さずに流れいきます。

湯気にも強く、電気をかけて曇り止めをする鏡もありますが、それ以前に水分が定着しないため曇らない鏡もあります。

これも基本的に、「使ってる時の不便」と「掃除の手間」にのみ集中して、改善を続けられた結果が最新の洗面台として現れています。

「たかが洗面台」と思わずに、水回りのリフォームを考えているときには、一緒に交換してしまう事をお勧めします。

洗面台のリフォーム 前に知っておくべきこと

洗面台のリフォーム の相談

ここまで、洗面台のことについて紹介をしてきました。
では実際にリフォームをするときには、どういうことを考えて話し合えばいいでしょうか。

大きくは、以下の3点を考えて下さい。

・洗面台のリフォーム費用はいくらになるのか
・洗面台をどんな風にリフォームするのか
・そのような手順でリフォームが行われるか

前項目までは、ネットなどで調べて、なんとなく分かる内容です。
ですが、以下の項目に関しては、実際にリフォーム会社の担当者と話をしたり、どのような形になるか事例を見たりしないとわからないものです。

こういう事柄を先に知っておくことで、リフォームする際に、担当者に対して対等に話をすることができます。

対等に話ができるということは、何をするのか、何を言ってるのか、どういう結論になるのか、ということをしっかりと理解できるということです。

何事も、自分が理解できないのに、なんとなく良い風に進められて、かってに始まってしまう事は、不安しかありません。

そのような事を防ぎ、そして、しっかりと満足行くリフォームが行われるかどうかは、自分自身の理解度にかかっています。

これから書かれることを、きちんと認識して、間違いのない、自分が理解していいて、望み通りリフォームが行われるよう、注意して行きましょう。

・ 洗面台のリフォーム の費用はいくらか

洗面台のリフォームは、このような金額だと紹介しました。

・普及型:数万円台~
・中級型:10万円台前半~
・高級型:25万円台~

洗面台だけのリフォームだと、これに最大5万の工賃が付きます。
ですので、洗面台だけのリフォームですと、以下のようになります。

洗面台代金+5万

前項までで触れているように、多くのリフォーム会社は、洗面台はオプションという扱いしかしてません。
その為、工事も一日で終わらせようとしますし、他の生活機器と合わせて売ろうとします。

その為、洗面台をリフォームすると、本当に高くても30万前後でできてしまいます。

それから20年とか使えるので、年当たり換算すると、激安商品です。

結果として、この程度の価格で収まってしまうので、浴室と一緒にリフォームをして脱衣場の壁や壁紙を変えたり、その他の水回り関連のリフォームも一緒に行います。

そこまで高くないのだという認識をしておきましょう。

・洗面台はどんな風にリフォームするのか

洗面台のリフォームとしては、大きく2つのタイプにわかれます。

・洗面台だけ取りかえる
・洗面台を含めた脱衣場をまるごとリフォームする

洗面台だけ取り替える場合は、元々のサイズに合わせます。
そのため、見た目がほぼ変わりません。
どんな最新の洗面台を設置しても、変えたことがわかりません。

洗面台だけのリフォームは、リフォームした感覚が、ほとんど無いので、その点は覚悟しておいて下さい。

その点、洗面台のある脱衣場など、部屋をまるごろ工事することになります。
工事日数も長くなるので、形を変えるという感覚が強くします。

・撤去:1~2日
・洗面台のある部屋の工事:3~5日
・壁紙及び設置:2~3日

以上より、休日を挟むと最短でも7日、長ければ12日かかります。

そうなると、工事に具体性がでてきます。
例えば、脱衣場のリフォームに合わせてこのようなリフォームをされる方がいらっしゃいます。

・脱衣場そのものを広げる
・大きな洗濯機が置けるスペースを作る
・洗濯乾燥機が置けるスペースを作る
・同時に2~3人朝の身支度ができるようにする
・洗濯をお風呂の残り湯ではなく蛇口から直接お湯を入れれる水栓に変える

ここで、家事の利便性を高める為に、イメージをふくらませるということをします。

こういう機会がなければ、洗濯機でお湯を使えるようにするなんて実行できません。
このように、実際にこのようになったら便利だなって希望を、リフォーム前にすでに作り上げておきましょう。

リフォーム会社の担当者と話をしていても、こういうアイデアはでてきません。
多くのリフォーム会社の担当者は、家事をする主婦や主夫ではないからです。

このような希望を言うことこそが、自分自身でリフォームを話し合うということの価値なのです。

・どのような手順でリフォームがされるのか

多くのリフォーム会社のサイトで、リフォームの手順というのが載ってます。

例:リフォームの流れ|リフォーム専門店 Do!のリフォー

このようなサイトの多くは、同じようなプロセスをたどってます。
そんなにも難しいものではありません。

・リフォーム会社に問い合わせ
・担当者の訪問と現地調査
・リフォーム担当者からプランと見積もりの提出
・契約
・プランを元に詳細な工事内容の打ち合わせ(契約予算内で)
・手付金入金確認(全額、半額、1/3額)
・リフォーム工事開始(工事中の進捗に合わせて、手付金1/3額の場合、追加入金あり)
・工事完成
・担当者による引き渡し確認
・お客に不満や問題がなければ、残金を入金
・会社によっては、アフターフォロー

これらを、メモしておき、終わったら消し込むという感じで管理すると、漏れがないでしょう。
実際、このような流れでリフォームがされていきます。

リフォームをする流れを知っておくと、次に何をするという事がわかっているので、リフォーム会社の担当者が頼りなくても、こちらからリードして向かうことができます。

問題のない洗面台のリフォームを行うには、相手がどのように事を進めてくるかを言うことを、予め知っておくと、余裕をもって対応できます。

リフォーム会社の担当者とどのように対応すればいいか

リフォームにのぞむ時は、以上の事を踏まえて、どのようにしていきたいかを明確にしましょう。

リフォームでは、お客と対応するのは、リフォーム会社の担当者です。
そして、リフォーム会社の担当者にも、色んな人がいます。

・こちらの希望を上回る人
・こちらと一緒に考えてくれる人
・情報と沢山出してくれる人
・会社の都合を優先して来る人
・何も言わない人
・希望を全部否定する人

そのうち、どんな人と当たるかわかりません。

ですが、どんな人とあたっても、自分で話し合いをコントロールできれば、問題ありません。

いい人とはそのまま、話を続ければいいです。
良くない人とは、契約せずにそのまま打ち切ってきまえばいいです。

そのためにも、自分の中に基準を作ることが大事です。
先に説明しました、

・洗面台のタイプ
・洗面台の値段
・洗面台の機能
・最新の洗面台がどれだけ便利か

などリフォームしたいと思う洗面台への知識を深めて、

・洗面台の費用をいくらにするか
・自分がどんな風にリフォームしたいか
・どんな手順でリフォームが行われるか

など、自分で先読みして、行動できるようにしましょう。

そのように、事前に、知識的にも行動的にも、準備をすることによって、トラブルの無い洗面台のリフォームに望むことができます。

多くの人達は、ささいなリフォームでもトラブルを起こされ、大変な思いをしています。

自分が快適になるためのリフォームで、なぜ不便を抱えてしまわないといけないのでしょうか。
自分の利便性を高めるために依頼をしたのに、なぜ不便にさせられてしまわないといけないのでしょうか。

リフォームは高い買い物です。
ですが、非常にトラブルが多く起こってしまう事が多くあります。

リフォーム会社では、『トラブルは必ず起こるもの。それを話し合いで収束させる事が、出来る社員として評価される』ということがあります。

リフォームのトラブルは確かに起こりますが、トラブルが起こることを前提に話をされたのでは、お客としてたまったものではありません。
最善は、トラブルを起こさないことです。

ですが、リフォーム会社の多くがトラブルを起こさない事に軸足を置かない以上、お客側がトラブルを起こさない先回りをする必要があります。

自分自身の大切なお金を使うことです。
ぜひ、以上のことを認識としてもって、トラブルの種を事前に潰していき、満足の行くリフォームをおこなって下さい。

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