内装のリフォーム で失敗しないためのポイント

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内装のリフォーム とは

内装のリフォーム は、居住空間全てのリフォームをさします。

なので「内装リフォーム」とくくると、非常に広い範囲に渡り、いろんな工事が含まれてきます。

あまりに範囲が広いので、ぼんやりとしたイメージなりがちです。

内装のリフォーム は細かく分けると種類がたくさんあります。

キッチンのリフォーム
浴室のリフォーム
洗面台のリフォーム
トイレのリフォーム
・壁紙のリフォーム
・床のリフォーム
・間取りのリフォーム

水回りのリフォームについては、それぞれのページで紹介しましたので、そちらをご覧ください。
そのうち今回は、以下のことについてご紹介します。

・壁紙のリフォームについて
・床のリフォームについて
・間取りのリフォームについて

家の中のリフォームというと、なかなか目が届くことがありません。
多くの場合、古くなって、壁や床に穴が空いてしまった、雨漏りで天井を変えることになった、など実際に実害が出てからのリフォームが多くなります。

程々に古くなっても「住めるからいい」「今の所問題ない」と目に見えるところや、現状の延長で物を考えてしまい、断熱や防汚や段差の解消などもっと快適に過ごせることから眼をそむけがちにあります。

内装のリフォーム こそが、生活の根幹です。
問題が起きてからなんとなくリフォームを始める前に、しっかりと理解しておきましょう。

リフォームそのものにつきましては、こちらのページをご覧いただくと、失敗のないリフォームに望めます。
初めてのリフォーム をうまく行うためのポイント

壁紙のリフォームについて

部屋の壁紙は、家の湿気や匂いや汚れ、更に日数が経つごとに日に焼けたり変色したりなどして、見栄えが悪くなっていきます。

機能性壁紙の場合ですと、10年も持たずに、その機能を失います。

ですが、多くの人達は、壁紙のリフォームを10年毎とか、5年毎とか行いますか?

大体は、何十年も経って、色目が悪くなってきたなぁ、なんか破けてきたなぁ、って思うようになってから変えてませんか?
賃貸の場合だと、入居も古い壁紙で、退去も古い壁紙のままですよね?

なので、ある程度、頻度のある交換を勧められています。
現在では、汚れや匂いの対応、シックハウス対策、さらに、子供のいる家ではクレヨンなどの落書きも落とせる壁紙が販売施工されています。

ライフスタイルに合わせて、壁紙を変えてみることもいいでしょう。

工事内容について

壁紙のリフォームについては、以下のような手順で行われます。

・古い壁紙撤去
・古いのりや壁紙の残りの除去
・壁板の点検
・壁板の補修もしくは入れ替え
・壁板の段差の補修
・新しい壁紙への張替え

ただ単に壁紙を張り替えるだけではなく、壁板そのものの点検も含みます。
そうしないと、きれいに壁紙を貼り直す事ができないからです。

ただ単に、壁紙を剥がして張り替えるだけならが、DIYでもできますが、その壁がちゃんと無事である事を目視確認できるのが、壁紙を剥がしたあとになるからです。

この点検は非常に重要で、壁紙を剥がしてから、実は壁板の床との付け根がカビで真っ黒になっていたとか、腐りかけて落ちる寸前だったとか言うことが判明します。

工事としての壁紙のリフォームは、壁そのものの点検を兼ねています。

価格について

クロスの張り替えは、大体以下の通りからが多いようです。

・クロス(お手頃):700円/m~
・養生費     :400円/m~
・下地処理    :500円/m~
・廃材処分代   :2500円~
・作業代金    :1日1万円~

これで出来る工事は以下のとおりです。

・クロス剥がし
・壁板清掃と下地処理
・クロス貼り
・廃材処分

工期はこのようになります。

・準備 :1日
・工事 :1~2日
・片付け:1日

全行程を1日で終わらせるという所も多いですが、工事した翌日に壁の歪みなどを起因に壁紙の手直しをする場合があります。
その為、工事後片付けと称して、予備日を儲けている所が多いです。

全体的には、1部屋の壁紙の貼り替えはこのような費用と日程で行われます。
た。

作業費が高くかかるかもしれませんが、これはほぼ純粋に職人さんの作業代金です。
しかも、一日1万円ぐらいの作業代の職人さんは新人かそれに類する程度の腕前なので、実際は、リフォーム会社としては2~3万円払う職人さんを雇います。

壁紙のリフォームそのものは、リフォーム会社的には利益の大きな仕事ではないため、これでトラブルを抱えたくはないのです。

床のリフォームについて

床や畳のリフォームは、頻繁に行うものではありません。

多くの場合、畳や床の下の床板が割れたり腐食したり、もしくは、内側構造の木組みが折れてしまって、床や畳がふわふわした感じになってから、工事を行います。

畳そのものは、ある程度畳を手入れする習慣のある家ならば、畳表を毎年や3年に一度ぐらいの頻度で交換します。
ですが、ほとんどの家は、畳表の交換と言われても、ピンと来ないでしょう。

多くの家では、床や畳の上に家具を置いてあります。
床や畳表の交換となると、その家具をどかす必要があります。
家具が多くなった現在の住まいでは、その家具を動かしてまで、床や畳をリフォームしたいという気が起きません。

小さい頃から、「畳表は毎年張り替える」などという生活習慣を送っていた人ならば、家具をずらしてでも変えようとしますが、ほとんどの人はそのような生活とは無縁の生活を送ってることでしょう。

結果として、畳もどれだけ日に焼けて色あせても、擦り切れてしまおうと、10年以上という長期間に渡って使ってしまうのです。

実際に、床や畳を変えるということがどういうことなのか、覚えておきましょう。

工事内容について

床のリフォームについては、2通りあります。

・今までの床や畳の上から、新たしい素材を貼り付ける
・今までの床や畳を外して、修繕してから新しい素材を貼り付ける

今までの床や畳の上から、新しい素材を貼る場合、費用が安くくすみます。
そして、工期も準備時間(1日)を除けば、1~2日で終わります。
工事の終わりと後片付けが並行して出来るので、退去も実に早いです。

ただし、畳の上から畳を置くということはほぼしません。
下の畳に湿気が蓄積されやすくなり、床板が腐ってしまう可能性があるからです。
あと、ダニなどの温床になるので、畳の上に畳を乗せることはほぼありません。

元々フローリングの部屋に新しい床板を貼ったり、畳の上にフローリング材を貼ることはよくあります。
フローリングの部屋の元々の床板が固く、子供が生まれて頭を打ち付けないように、柔らかいフリーリングにリフォームする時に、上からかぶせるという方法をよく使います。

子どもが大きくなって、転倒リスクが無くなった時に、気軽にもとに戻せるからです。

畳の部屋からフローリングの部屋へのリフォームも同様に、子供部屋を作りたいと思った時に、畳の上にフローリングを敷いて、子供部屋にするなどの事例があります。

フローリングの部屋の一部を畳の柔らかいスペースにしたいという要望もあり、床の上に畳を3畳分ぐらい敷くという事もあります。

このように、上からかぶせるというリフォームはそれなりに要望があるリフォームです。

対して、今までの床や畳を剥がして、新しくリフォームし直す工事は大掛かりです。

見積もりも職人立ち会いで行うこともあります。
現実として、床板・間仕切りの柱がどのような状態なのか、それを入れ替える工事としてどのくらい工事が必要かを調べる必要があります。

家の構造としておかしなところを調べられるので、剥がして行うリフォームは、日数も費用もかかります。
ですが、工事をきっちり行うことが出来るので、そこから長く安心して住み続けることができます。

床や畳を剥がして入れ替えるリフォームは、日程はバラバラです。
ですが、大体1週間と考えると、大体の工事は終わります。
ただし、それは1部屋に付きです。

部屋数が多くなるとそれだけ時間がかかることだけ、念頭に入れておきましょう。

価格について

床や畳の入れ替えの価格については、材料費はこのくらいになります。

・畳表貼り替え:5000円~
・フローリング:5000円~
・畳入れ替え :10000円~
・マンションのフローリング:8000円~

床や畳を剥がさずに、上に板を貼ってフローリングにする場合、用意を含めても、1部屋1~2日で終了します。
もし、それ以上かかるとすれば、作業開始までに家具の移動がされていなくて、半日~1日を家具の移動に費やしてしまう場合です。

畳表の交換は、畳屋さん次第ですが、これも店に持っていってから1~2日で終わります。
ただ、その間はその部屋は床板がむき出しになって使えません。

床や畳を剥がしてフローリングにリフォームする場合は、剥がし終えて、施工できるか確認が入ります。
見積もりの段階で、床板や柱の点検なども含まれている事が多いです。
ですが、その時に床板の割れや渡り木など構造体の折れなど、修理しないと工事そのものができない事が発見されると、一時的に工事が止まり、お客さんとリフォーム会社の担当者との話し合いになります。

追加工事の話で、費用がかさみます。
ほとんどのお客さん側は、「剥がさなければわからなかった」といいますが、それだと、知らぬ間に床が抜けて大変なことになっていたので、ここは未然に防いだ、と考えることにしましょう。

これはお客としての心構えです。

そして、決断が早ければ早いほど、工事は再開され、費用は安く済みます。
職人さんの手配を改めて付けずに、今工事してる職人さんがそのまま工事できることが多いからです。
決断が遅いと、工事していた職人さんが別の工事に入り、再開まで何週間も待たされるか別の職人さんが手配されるまで待つことになります。

そしてその決断の遅さの差額は数十万になります。

結果として、床を剥がす工事は、何もなければ、

・見積もりの金額(1部屋20万前後)

だけで終わりますが、追加があれば、

・見積もりの金額+追加工事(50万前後)

まで増えることになります。
工期も1週間~2週間ぐらいが目安です。

上から新しく貼るだけか、それとも、剥がして貼り替えなのかを、きっちり考えて床のリフォームに望んで下さい。

間取りのリフォームについて

間取りのリフォームは、めったにすることはありません。

家で言えば、スケルトンリフォームに近く、マンションで言えば、住みながらではリフォームできないからです。

伝統家屋や一部の家では、間取りの大きな変更は難しいです。
部屋を区切っている柱が、同時に家を支えているからです。
ですが、そういう家は、壁ではなくふすまで区切られているので、ふすまの入れ替えで部屋の間取りを事実上変更できると考えると、間取りの変更という考え方は必要ないかもしれません。

間取りの変更は、壁で家を支えている近代建築や間仕切りと別に家を支える柱のある現在の工法の家ならば、行いやすいものであると考えて下さい。

間取りのリフォームをする前に、自分の家がどのような家なのかを知っておく必要があります。

工事内容について

間取りの変更は、1部屋では終わりません。

間取りを変えるとなると、大きな部屋を間仕切るか、複数の部屋の間取りを変えるか、などになります。

例えば、3DKをキッチンとダイニングと1部屋を繋いで2LDKにしたり、二部屋を一部屋にしたり、もしくは、子どもが共同で使っていた広めの一部屋を壁で仕切って2部屋にしたり、など工事を行います。

このように、家の空間を大きく変える工事が、間取りのリフォームです。
多くの場合、2週間以上かかります。

かなり大きなリフォームなので、家具の移動と工事の進行が同時に行われる場合も多く、お客さんの認識がちゃんとされていないと、行いにくいリフォームです。

結果として、このような間取りの変更のリフォームは、新しく家やマンションを買って、住む前に「リノベーション」するという感覚に近いです。
非常に大きな工事なので、それなりの覚悟を持っておいて下さい。

価格について

間取りのリフォームは、安くありません。

最短でも2週間かかります。

人件費だけ考えても、簡易なところで、14日✕3万(一人作業料)✕3人数=126万円です。
これでもまだ安い方の値段で、更に材料費や色々な費用がのって、更に高くなります。

なので、大きな間取りのリフォームを考える場合、1000万はかかるものだと思って下さい。
「500万ぐらいで1階全部できますよ」という事を言われることもあると思います。

実際は足りなくなります。
不意の増加工事があることが多いからです。

間取りのリフォームでは、予算を多く確保しておきましょう。

内装のリフォーム をDIYでしたいなら

内装のリフォーム でDIYをしてみたら

ここまでご覧になって、こう思った人も多いでしょう。

「リフォーム会社に任せると高い」

ならば、自分自身で工事したらどうなるかと考えて見ますよね?

実際に自分で工事した場合、どのようになるか、少しだけ考えてみましょう。

壁紙のリフォームをDIYでする場合

壁紙のリフォームの道具

個人で壁紙を貼り替える場合、以下の作業をすることになります。

・壁紙貼り替えの動画を見る
・貼り替える壁の寸法を測る
・道具と壁紙を買ってくる
・壁紙を剥がす
・下地を整える
・新しい壁紙を貼る
・ゴミをすてる

作業はゴミを捨てるまでがセットです。
紙のゴミだけなので、燃やせるゴミで捨てられます。

自分で行うので、休みの時間を一日費やして使うことになります。

きれいに仕上がる保証はありません。

何年持つかわかりません。

ある程度のリスクを理解した上で、安く仕上げたいと考えるなら、壁紙のDIYはいいでしょう。

床のリフォームをDIYでする場合

床をDIYでリフォームするときは、注意が必要です。

・古い廃材や畳を廃棄するときは、地域によって廃棄の仕方が違います
・1部屋分でも、資材はかなり重いです
・たまに日曜大工で使う大工道具ではカットできないものがあります
・工事期間が1週間前後かかります
・工事中の部屋は、危険なので使えません

結果として、古いものを捨てて、ウッドパネルを貼ってリフォームをしようと考えても、結果的に、ウッドカーペットを買ってきて、カッターで切って終わりにするという人が多いです。

普通、職人さんが2~3人で工事して最短1部屋2~3日かかるのが、床のリフォームです。
それを素人が行うので、最低1週間を見込んでおきましょう。

何回でも、やり直せる状態を作りながら、工事していくことで、DIYでも床のリフォームを行うことができます。

間取りのリフォームをDIYでする場合

間取りのリフォームをDIYで行う場合、半年ぐらいかかります。

部屋をまるごと工事をしますので、他の生活空間とビニールなどを張って、ホコリが移動しないようにしましょう。

道具は、日曜大工で使うようなものでは、すぐにだめになります。
大工の専用工具が必要になります。

基本的に、解体をしながらどこが悪いか調べていくことになります。
悪い所、直す所、を見つけるたびにどんどん費用がかさんでいきます。

間取りのリフォームをDIYで行う場合は、最初の予定金額の1.5倍以上かかることが多いです。
そして、採寸ミスをすると、やり直しです。

大変リスクの高い工事になりますが、それでもDIYで間取りのリフォームをしたい場合は、注意して行いましょう。

内装のリフォーム 前に知っておくべきこと

内装のリフォーム の相談

以上のように、内装リフォームを行う際、どのくらい費用がかかってどのような工事になるか、そしてDIYで行った時にどの様になるかを、ご紹介しました。

それを踏まえて、確実に安全にリフォームを行うとしたら、専門業者に頼むのが確実です。

ただ、確実に工事を行えれると言っても、担当者と自分自身の意思疎通が合わなくて、本来行いたいリフォームが行えなければ、意味がありません。

ここでは、前項までのリフォームについての内容を踏まえて、実際に工事を行うときにはどうなるのか、どうするのかを紹介します。

このことを予め考えておくことで、ミスなく、専門業者に任せて、安心して快適なリフォームを行うことができます。

壁紙のリフォームについて

内装のリフォーム 壁紙のリフォーム中の職人

壁紙のリフォームの場合は、リフォーム担当者との連絡をきっちりしましょう。

軽い工事と扱われるので、こちらが急がなければ、後回しにされがちです。
最初の打ち合わせの段階で、資材の調達日程に合わせて、自分の都合のいい工事日程を、先に伝えておきましょう。

そして、担当者の対応が遅れそうなら、何度となく、連絡をして、きっちり詰めていきましょう。

担当者の不信を買うかもということは気にしなくていいです。
リフォーム担当者は、このような単価の低いリフォームは、手早くやってたくさん数を回したいのです。

リフォーム担当者の成績は、工事を完了させた数によって決まるからです。

その点を頭に入れて、リフォーム担当者とのやり取りを行いましょう。

工事内容について

前項までは、壁紙のリフォームを行うときに、どのような流れで工事が行われるかを説明しました。
実際に、リフォーム会社の担当者とこのような相談をします。

・どこの壁紙を貼り替えますか
・どのくらいの範囲の壁紙を貼り替えますか
・どの壁紙にしますか
・予算はいくらになります
・工事はいつしますか
・工事の日までに家具をずらして下さい
・職人さん工事します
・終わりましたので、確認お願いします

一見、普通の流れに見えますが、なぜか「おまかせします」という人が多いです。
リフォーム会社担当者からしたら、おまかせされたら、どこまで責任を取ればいいのかわかりません。
色々考えてやっても、お客に「こうじゃなかった」「希望と違う」などと言われる可能性の方が高いので、積極的にしたくないのです。

お客としては、このような工事の内容については、担当者と打ち合わせして、書面化して共有しましょう。
数字や文字で残すことで、随時の確認や不測の事態での変更も確認しあえます。

工事のミスは、互いに確認し合うことで、防げるものです。

工事の際には、このような事に気を付けましょう。

価格について

壁紙のリフォームの価格は、以下のように決まります。

材料代+工事代(廃棄含む)+職人代(+異常発見時の追加工事)

材料代は、1平米当たりの素材単価✕広さできまります。
工事代はリフォーム会社によって広さに応じて決まってることが多いです。
職人代は工事代に含まれることが多いですが、いい職人は高いです。

機能性や原材料がよくなれば、材料費は高くなります。
会社側で万一の不備に備えたいという気持ちが大きい場合、工事代は高くなります。
腕のいい職人さんは、1社だけで収まらないので、高くなります。

最近、大きなリフォーム会社では、リフォーム担当者に職人としての経験を積ませて迅速に行えるようにしている所があります。
例えば、担当者がみんな経験豊富な塗装職人だったりします。
他には、担当者が壁紙始め内装工事の職人だったりします。
そういう所は、自分とあと数名の社員の予定を確認すればすぐに工事が出来るので、工事が早かったりします。
そして、そういう会社は安かったりします。

価格に関しては、安いだけが絶対じゃないですが、どのような工事が行われて、どのような価格の決まり方をしたのかをきっちり聞くことが大事です。

床のリフォームについて

内装のリフォーム 床のリフォーム中

床のリフォームについては、資材の調達日程をきちんと確認しましょう。

床の資材は、リフォーム会社にストックされていません。
大きな倉庫を持っているリフォーム会社なら、ある程度持っているかもしれませんが、大体は、メーカー発注で、届くまで2週間~1ヶ月かかります。

工事の始まりが遅いとクレームを付ける人がいますが、そもそも部材そのものが、壁紙などと違って長期保管していないものなので、限りなく注文発注に近いものです。

ただ、メーカーもある程度ストックを用意していて、そのなかでもたまたま不人気の色合いで余ってることがあります。
そういうものなら、すぐに到着します。

常にそういうものばかりではないので、結果として待つことになります。

こういうことも、リフォーム会社担当者との連絡や意思疎通がちゃんと取れていないとわからないことです。

まずは、リフォーム会社の担当者との連絡を取れるようにしましょう。

工事内容について

工事の流れは以下のようになります。

・リフォーム会社担当者とどのような工事をするか打ち合わせ
・工事予定の部屋の広さを確認
・リフォーム会社担当者、広さに応じて使える資材のサイズを絞り込む
・リフォーム会社担当者と何を使って工事をするか打ち合わせをする
・リフォーム会社担当者、資材の発注と職人さんの予定を確認する
・担当者とお客さんで日程を決める
・工事をする
・工事中問題がなければ、そのまま工事が完了する
・納品確認で引き渡しをする

ここでも重要なのが、リフォーム会社の担当者との連絡確認です。

職人さんが入るまでの間に、担当者には、きっちりと調べてもらう必要があります。
床のリフォームは資材代も安くなく、万が一の取替も時間がかかります。
万が一のミスを極力なくしていくことが重要です。

ある程度大掛かりな工事になりますので、客としても任せっきりになってしまう傾向があります。
その結果、工事中に対処できたミスに気づけず、そのまま完了とされてしまうことも多くあります。

腕のいい職人さんの場合、ある程度担当者のミスもカバーできますが、みんながそういう腕のいい職人さんであることはありません。
担当者の言うようにやって、そのままミスを抱えたまま工事を進める人も多くいます。

工事として取り返しが難しいものになりますので、その点を注意しながら、担当者との連絡を密にして、工事に目を配って下さい。

価格について

床のリフォームの価格は、以下のように決まります。

材料代+工事代(廃棄含む)+職人代(+異常発見時の追加工事)

材料代は、部屋の広さで決まります。
壁紙と違って、材料に余裕を持って持ち込むことが難しく、ロットが変わると色が変わるので、事前の採寸が重要になります。

採寸が間違ってて、資材が不足して、追加発注をしたら色が違ってたといって、大問題になることがしばしばあります。

工事に問題がでないようにするためにも、採寸は厳重に行ってもらって、追加発注等ないようにしてもらいましょう。

その上で、工事の費用と、異常の発見時の追加工事が必要になります。

多くて数万程度で終わらせようと思ったけど、実際には30~50万程度かかる事が多くあります。
とりすぎではなく、そもそも部材がそれなりにしっかりして高いのと、技術のある職人さんに依頼するので普通にかかってきます。

もし頼む場合、1部屋最低50万くらいは覚悟しておくと、問題ないでしょう。

間取りのリフォームについて

内装のリフォーム 間取りのリフォーム中

間取りのリフォームは、もう、うすうす気づいていると思いますが、リノベーションです。

ただ、外壁を取り払ったり、1棟丸々リノベーションするということでなく、マンションの間取り替えもしくは、家の一部分の間取り変更を今回は意味しますので、「リフォーム以上、リノベーション未満」というリフォームの扱いになります。

この工事は、基本的に、見積もりで決まったことがそのまま実行されていくことはありません。

解体途中にいろんな問題が発生して、その都度変更が行われます。
いろんな事が起こっていきますので、どんどん、お客からすると、最初の打ち合わせと変わっていって、理解できにくくなっていきます。

ここでも、重要なのは、リフォーム会社担当者との連絡体制です。
あと、現場職人さんと仲良くなっておくと、担当者よりも濃い現状を聞くことができます。

他の内装工事と対応する先が変わりますが、重要ですので、覚えておきましょう。

工事内容について

間取りの変更のリフォームの手順は以下通りになります。

・リフォーム担当者が採寸をする
・担当者とお客でどのようにリフォームしたいか相談する
・お客立ち会いで、現状の家の状態を確認する
・調べた現状に基づき、 内装のリフォーム が可能かどうか話し合う
・分かる範囲での情報をもって、概算見積もりを立てる
・概算見積もりを元に契約
・前金入金後、工事開始
・解体をしながら、躯体の目視確認
・予算内でリフォームが出来るのであれば、随時部材を発注しながら工事
・どうしても予定と違う老朽化対策が必要になったら、担当者とお客で相談
・工事と相談を繰り返しながら、間取りの変更工事を継続
・完成確認と引き渡し

間取りの変更のリフォームは、見えるところよりも見えないところのリフォームが行われます。

耐震工事も含めると、床下などに潜ったりカメラを入れたりなどして可能な限り目視確認をしようとします。
どちらにしても、工事全体の点検は完璧にできません。
構造上、どうしても解体しないと見えれない所があるからです。
(X線で非破壊検査するところもありますが、出来る所はほぼありませんし、検査そのものにお金がかかります)

工事の進行は、毎回点検をしながらの工事になります。

先程も書いているように、見えない部分が多いので、解体して本来の予定と変わることが多くあります。
ほとんどの場合は、職人さんと担当者の間で話をして予算内で対応をしていきます。

それでも、築年数が古すぎたり、土地の特性上湿気が多くてだめになっている場合、補修と対策工事の為に担当者とお客との話し合いになります。

一気に進む工事ではないので、お客としても、一緒に一歩づつ工事を歩んでいく覚悟が必要になります。

価格について

間取りのリフォームは、今までみたいに合計式みたいな物はかけません。

ただ、大体1000万以上になると理解をしておきましょう。

マンションの間取りのリフォームは相当広くない限り、大体1000万前後です。
資材や職人さん2ヶ月ぐらいの作業などでかかる金額です。
間取りのリフォームを考えたときは、自分の手持ち現金、もしくは親からの生前相続など、色々な現金の習得法を考えて下さい。

間取りのリフォームは安くないです。
ですが、この工事のあと、次に工事するときは20年以上あとなので、親が他界している可能性も高いでしす、自分の代で工事しないかもしれません。

間取りの実際にかかる金額については、家ごと、工事ごとに何千万円も違うので、一概に説明しにくいですが、少なくとも1000万を用意しておいて下さい。

・どのような手順で 内装のリフォーム がされるのか

多くのリフォーム会社のサイトで、リフォームの手順というのが載ってます。

例:リフォームの流れ|リフォーム専門店 Do!のリフォー

このようなサイトの多くは、同じようなプロセスをたどってます。
そんなにも難しいものではありません。

・リフォーム会社に問い合わせ
・担当者の訪問と現地調査
・リフォーム担当者からプランと見積もりの提出
・契約
・プランを元に詳細な工事内容の打ち合わせ(契約予算内で)
・手付金入金確認(全額、半額、1/3額)
・リフォーム工事開始(工事中の進捗に合わせて、手付金1/3額の場合、追加入金あり)
・工事完成
・担当者による引き渡し確認
・お客に不満や問題がなければ、残金を入金
・会社によっては、アフターフォロー

これらを、メモしておき、終わったら消し込むという感じで管理すると、漏れがないでしょう。
実際、このような流れでリフォームがされていきます。

リフォームをする流れを知っておくと、次に何をするという事がわかっているので、リフォーム会社の担当者が頼りなくても、こちらからリードして向かうことができます。

問題のない 内装のリフォーム を行うには、相手がどのように事を進めてくるかを言うことを、予め知っておくと、余裕をもって対応できます。

内装のリフォーム ではリフォーム会社の担当者とどのように対応すればいいか

リフォームにのぞむ時は、以上の事を踏まえて、どのようにしていきたいかを明確にしましょう。

リフォームでは、お客と対応するのは、リフォーム会社の担当者です。
そして、リフォーム会社の担当者にも、色んな人がいます。

・こちらの希望を上回る人
・こちらと一緒に考えてくれる人
・情報と沢山出してくれる人
・会社の都合を優先して来る人
・何も言わない人
・希望を全部否定する人

そのうち、どんな人と当たるかわかりません。

ですが、どんな人とあたっても、自分で話し合いをコントロールできれば、問題ありません。

いい人とはそのまま、話を続ければいいです。
良くない人とは、契約せずにそのまま打ち切ってきまえばいいです。

そのためにも、自分の中に基準を作ることが大事です。
先に説明しました、

・どんな内装にするか
・内装そのものの参考価格
・内装に使う資材のの機能
・最新の内装資材がどれだけ便利か

などリフォームしたいと思う内装工事ンへの知識を深めて、

・内装工事のの費用をいくらにするか
・自分がどんな風にリフォームしたいか
・どんな手順でリフォームが行われるか

など、自分で先読みして、行動できるようにしましょう。

そのように、事前に、知識的にも行動的にも、準備をすることによって、トラブルの無い 内装のリフォーム に望むことができます。

多くの人達は、ささいなリフォームでもトラブルを起こされ、大変な思いをしています。

自分が快適になるためのリフォームで、なぜ不便を抱えてしまわないといけないのでしょうか。
自分の利便性を高めるために依頼をしたのに、なぜ不便にさせられてしまわないといけないのでしょうか。

リフォームは高い買い物です。
ですが、非常にトラブルが多く起こってしまう事が多くあります。

リフォーム会社では、『トラブルは必ず起こるもの。それを話し合いで収束させる事が、出来る社員として評価される』ということがあります。

リフォームのトラブルは確かに起こりますが、トラブルが起こることを前提に話をされたのでは、お客としてたまったものではありません。
最善は、トラブルを起こさないことです。

ですが、リフォーム会社の多くがトラブルを起こさない事に軸足を置かない以上、お客側がトラブルを起こさない先回りをする必要があります。

自分自身の大切なお金を使うことです。
ぜひ、以上のことを認識としてもって、トラブルの種を事前に潰していき、満足の行くリフォームをおこなって下さい。

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